【本】推理作家の家 / 南川 三次郎

『推理作家の家―名作のうまれた書斎を訪ねて』を読みました

推理小説が好き&書斎を見るのが好きなので、最高の本でした。

写真とインタビューの本です

写真家でもある作者が、ポートレイト撮影とインタビューをし、まとめたものです。登場する作家は海外の、一昔前の方なので残念ながら私はあまり詳しくはありません。インタビュー自体も古く、1980-1990年代のものが目立ちます。

それでもジェフリー・アーチャー、マイクル・クライトン、ロアルド・ダールの作品は読んだことがありますし、その他にも名前を聞いたことがある人がたくさん。

大型、全ページフルカラー

大型のハードカバーで、フルカラー。写真の点数も多く見応えがありました。

感想

都会の、カントリーサイドの、クラシカルで豪奢な、機能的でモダンな、様々の書斎が紹介されています。書斎だけではなく食卓や車、馬、ヨットまで! 色んな生活が垣間見えます。

インタビューは執筆スタイルについても語られていて、とても興味深いです。手書きの人、タイプライターの人、ワープロをいち早く取り入れた人。今なら全員PCなのでしょうか? 一度書いたら見直さない人、何度も書き直す人、パートナーに添削してもらう人。何が正解ってないんだなと驚きました。

全て興味深く、まだ読んだことのない作家の方の作品も、読みたくなりました。

巻末にはオリエント急行体験記もあり、アガサ・クリスティー・ファンとしても嬉しいところです。でも、ネタバレしてるので、未読の方はお気をつけて。(この本を手に取る人で、未読の人は珍しいと思いますが)

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